日本の花火大会の歴史をかんたんに知る【外国人が魅了される美しき日本の伝統と夏の風物詩】

Culture

日本の花火について知っていますか?

日本の花火は世界的にも大人気で This is Japan!という人もいるくらい日本を象徴する文化の一つです。

日本人も世界中の人も一度見たら見惚れてしまうほどの日本の花火文化はどのようなものなのでしょうか?

今回は日本の花火の歴史に焦点を当てて紹介していきます!

この記事を読むことで日本の花火についてかんたんに知ることができるので、ぜひ最後まで楽しんでみてください。

日本の花火の歴史

https://www.culture.city.taito.lg.jp/bunkatanbou/customs/hanabi/japanese/guide_01.html

打ち上げ花火のはじまり

日本の打ち上げ花火の始まりは江戸時代と言われています。

1733年に隅田川で行われた水神祭がその由来だと伝えられています。

当時の江戸や関西地方では疫病や飢饉が流行っていてたくさんの死者が出てしまっていたのです。

その死者たちの慰霊や悪疫退散のために水神祭が行われ、打ち上げ花火が始まりました。

つまり日本の花火大会の始まりは死者を弔ったり、悪疫退散のために江戸時代に始まったのです。

日本の花火師 玉屋と鍵屋

https://howtoniigata.jp/spot/artisan/39373/

日本の花火大会では「たーまやー」とか「かーぎやー」と打ち上げられた花火とともに叫ぶ人がいます。

これをみた海外からの観光客は驚くことでしょう。

でも安心してください。気が狂っているわけではありません。

最近ではそのように叫ぶ文化は薄れつつありますが、少し前まではみんなが口に出して叫んでいました。

その掛け声とは、江戸時代からの有名な花火師の屋号なのです。

「玉屋」と「鍵屋」です。

この2つの屋号の花火師たちが競うように花火を打ち上げ、人々は美しいと思った方の掛け声をあげていたんです。

自分自身を一番美しいと思うのであれば、ご自身の名前を叫んでも良いですよ!

この競い合いや花火の美しさの追求が人々を魅了するようになり、江戸時代に庶民に受け入れられ、定番の行事として根付いていきました。

日本の夏の風物詩としての花火

日本で「花火」というと夏の風物詩として共通の認識があります。

夏になると好きな人を夏祭りに誘って一緒に花火を見たり、浴衣を着て花火を見るなどのように日本の夏を楽しむのに欠かせない存在なのです。

ですが一体なぜ花火は夏の風物詩と言われているのでしょうか?

日本のお盆という文化が夏にあるからです。

お盆とは8月の中旬頃で、先祖の精霊を迎え追善の供養をする時期のことです。

花火の始まりが死者の弔いだったことと関連して今でもお盆の前後に多くの花火大会が行われています。

そしてもう一つの理由として、日本の蒸し暑い夏の気候に、夜風にあたりながら花火を眺めるといった夕涼みとしても、花火が夏に楽しまれるようになりました。

日本の有名な花火大会

日本で有名な花火大会を紹介します。

先日の記事で日本でいちばん有名な3つの花火大会を紹介しました。その3つは以下の記事で確認してみてください!

今回は上記の記事には含まれていない有名な花火大会を3つほど載せておきます。

・諏訪湖花火大会

諏訪湖祭湖上花火大会は、長野県諏訪市の諏訪湖で毎年8月15日に行われる花火大会です。

毎年約50万人が集まる大人気な花火大会で、、総打ち上げ数は約4万発で、国内最大規模と言われています。

https://hanabi.walkerplus.com/topics/article/1141362/
諏訪湖所在地長野県諏訪市/下諏訪郡下諏訪町/岡谷
公式サイトhttps://suwako-hanabi.com/kojyou/
開催予定2024年8月15日

・隅田川花火大会

隅田川花火大会は、東京都の隅田川沿いの河川敷で毎年7月の最終土曜日に行われる花火大会です。

江戸時代の1732年には大飢饉や疫病の流行で多大な死者がでました。

犠牲となった人々の慰霊と悪疫退散を祈って、江戸幕府が催した水神祭に続いて1733年の「両国の川開き」を起源とする花火大会です。

https://hanabi.walkerplus.com/detail/ar0313e00858/
会場会場①浅草/押上/東京スカイツリー/曳舟駅周辺の隅田川会場②浅草/蔵前/両国/浅草橋駅周辺の隅田川
公式サイトhttps://www.sumidagawa-hanabi.com/index.html
開催予定2024年7月27日(土)予定

・なにわ淀川花火大会

なにわ淀川花火大会は毎年8月の初めに大阪の新淀川で開かれる花火大会です。

1989年(平成元年)から地元を愛するボランティアスタッフや周辺企業・団体・商店など地域住民の方々の寄付飲みによって財政をまかないながら、企画・運営を手がけている手作り花火大会です。

https://hanabi.walkerplus.com/detail/ar0313e00858/
会場十三駅/塚本駅周辺の淀川
公式サイトhttps://www.yodohanabi.com/
開催予定2024年8月3日(土)

まとめ

今回は日本の花火大会の歴史を紹介しました。

打ち上げ花火のはじまりから、「鍵屋」「玉屋」について、そして日本の夏の風物詩として愛されているということを説明してきました。

夏に日本を訪れた際にはぜひ花火大会に足を運んでみてほしいのですが、その歴史や知識について今回紹介したことを頭に入れておくことでより一層、日本の文化を感じられることでしょう。

では最後までありがとうございました。

よだとも/YodaTomo

ワーホリや海外旅行で旅をする自由人。

心が美しくて素敵な僕が日本の魅力をたっぷり紹介します。

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