日本への旅行を計画している皆さん、東京には新しい観光スポットを探しに行くのにぴったりの場所があります。高尾山は、東京の中心からアクセスが簡単で、美しい自然、歴史、そしてアウトドアアクティビティが魅力的に広がる場所です。今回は、高尾山への旅行を検討している方々に向けて、その魅力を紹介します。
高尾山とは?
高尾山は、東京都西部、八王子市に位置する山で、標高599メートル(約1,965フィート)の山頂があります。この山は、東京都心から電車やバスで約1時間程度でアクセスできるため、日帰り旅行に最適です。東京の喧騒から離れ、自然の美しさに触れることができます。
四季折々の美しさ
高尾山の魅力の一つは、四季折々の美しい風景です。春には桜が咲き誇り、山頂からの景色は一層美しくなります。秋には紅葉が山を彩り、絶景が広がります。特に紅葉の季節には多くの訪問者が美しい景色を楽しむために訪れます。季節ごとに異なる魅力があるため、何度でも訪れたくなることでしょう。
歴史と文化
高尾山は奈良時代の高僧である行基が744年に開山したと言われています。
その後、南北朝時代の1375年に京都醍醐寺の俊源が入山し、荒廃していた薬王院を復興し中興の祖となります。
高尾山の歴史は、近代に入るまではそのまま薬王院の歴史になります。
歴史資料で高尾山の記録が残っているのは戦国時代から。
薬王院は八王子城を築城した北条氏照の庇護を受けていました。
江戸時代には薬王院は、ふもと八王子のみならず江戸や遠方でも多くの信徒を集め、隆盛期を迎えてます。
「富士講」と結びついた高尾山信仰で多くの信徒が高尾山を訪れています。
幕府も高尾山の森林保護政策を行っています。
明治時代になると薬王院は神仏分離令により影響を受けたり、広大だった寺領を返上しなければ
いけなかったりと厳しい時代を迎えます。
昭和に入るとケーブルカーが営業を開始。
昭和初期は、近くに造営された多摩御陵に全国から人々が訪れ、あわせて高尾山へ訪れる観光客も増加したようです。
1967年(昭和42年)に京王高尾線が開業すると、登山客や薬王院への参拝客が急増します。
2007年のミシュラン3つ星選定で、日本一の登山客数を誇る山へとなりました。
アウトドアアクティビティ
高尾山はハイキングやトレッキングの愛好家にとっても楽しい場所です。
高尾山には1〜6号路の自然研究路と稲荷山コースの7つの代表的な登山コースがあります
これらの他にも山内のマイナーなコースだったり奥高尾など周辺の山域を含めると100以上のコースがあるので、初心者のみならず登山経験者がリピーターとして何回も訪れています。
自然の中でリフレッシュし、新鮮な空気を楽しむことができます。また、山頂には展望台もあり、東京の素晴らしい景色を堪能できます。
高尾山では山頂から富士山を眺めることができ、「関東の富士見100景」にも選定されています。
「関東の富士見100景」とは、国土交通省が富士山への良好な眺望を得られる地点を選定するものです。
高尾山は古くには「富士講」と結びついた信仰があったり、毎年冬至の時期に山頂から「ダイヤモンド富士」が見れたりと、富士山とは密接な関係があります。
おすすめの時間帯
高尾山は一年中訪れることができますが、特に春と秋がおすすめです。春には桜、秋には紅葉が美しいため、自然の美しさを最大限に楽しむことができます。また、平日や早朝に訪れると、人混みを避けて大自然を存分に楽しむことができるでしょう。
アクセス
最寄駅 京王線高尾山口駅
車 圏央道高尾山IC
※駐車場有
まとめ
高尾山は東京都心から手軽にアクセスでき、自然、歴史、アウトドアアクティビティが充実している場所です。これからのシーズンは、紅葉が綺麗に見えるので、ぜひ、足を運んでみてください!