日本の人気お笑いタレント、渡辺直美。彼女は吉本興業所属の女性コメディアンで、日本で最も人気な芸能人の一人だ。数多くのテレビ番組、CMに出演し、現在Instagramフォロワー数は1000万人を突破している。
彼女の名を知らない日本人はいない。直近では、2022年に舞台ヘアスプレーに主演しており、そして今はなんと、全米トークショーツアーの真っ最中だったりする。その人気は国内にとどまらず、海外にまで及んでいるのだ。いったい彼女何者なのだろうか?日本のみならず、世界で評価されるわけとは?彼女のその生い立ちから今日までのサクセスストーリーを見ていきたいと思う。
渡辺直美とは
渡辺直美37歳。1987年〈昭和62年〉10月23日生まれ。日本人の父親と、台湾人の母親を両親に持つ。茨城県石岡市出身で、吉本興業所属の日本のお笑いタレントであり、インフルエンサー。中学卒業の後にNSC(お笑い芸人養成学校)へ入学、何年かの下積みの後、2008年に、ビヨンセのモノマネで一躍人気者に。そこからは、破竹の勢いでバラエティー番組をはじめ、次々とテレビ出演を果たしていく。
しかし、そんな人気絶頂時の2014年、周囲の反対を押し切り一人ニューヨークへ語学留学をする。ここから、彼女の海外への大躍進が始まる。
2016年10月に実施したワールドツアーでは、ニューヨーク、ロサンゼルス、台北での3公演を成功させた。
2019年にはとうとう、ニューヨークへ移住し、活動の拠点をアメリカに。自身のYouTubeチャンネル「NAOMI CLUB」にて、レディー・ガガ&アリアナ・グランデの『Rain on Me』ミュージック・ビデオのパロディを公開すると、米ビルボードほか世界のメディアに紹介されたほか、ガガ本人からもツイッターにて「Love this!!!」と称賛を受けた。
そして2023年8月現在、Spotifyで配信されているポッドキャスト番組「Naomi Takes America」の全米トークショーツアーの真っ最中なのである。
人気の理由
彼女の海外進出成功の理由とは何だろうか。それを考える際に忘れてはいけないのは、やはりなんといっても、ビヨンセやガガなど世界的歌姫のものまねだろう。
歌に合わせた口パク、コミカルなダンス、特に、激しく腰を振り躍るビヨンセの『Crazey In Love』のものまねは世界的にも有名で、ビヨンセ本人も公認済みである。
しかしそんな彼女、実は幼い頃両親が離婚しており、台湾人の母親に引き取られたせいか、18歳あたりまでうまく日本語は話せなかったらしい。
それでも、学生時代からそのエンターテインメント性は開花していたようで、友人らを集めてモノマネを披露するなどしていた。もしかすると、そうした家庭環境が彼女の「言語を超越した面白さ」の礎となっているのかもしれない。芸人を始めた当初こそ、その言葉の壁に苦心したようだが、先輩芸人から「お前の数ある長所を、誰も出来ないくらい伸ばせばいい!」とアドバイスを受け、この言葉がキッカケとなり、ニューヨークへ自分の長所である表現力を磨くために留学に至ったのだ。そこでダンス教室で踊る喜びを心から感じ、ナイトクラブでは客席からダンサーの豊かな表情を観察し、自分の芸に取り入れていった。
終わりに
さて、超人気コメディアン渡辺直美の、その半生と人気の理由について迫ってきた。彼女のこのサクセスストーリーは、幼少期の経験もさることながら、持ち前のサービス精神、そして彼女の芯の強さが生んだものだろう。皆さんも一度はぜひ、彼女のパフォーマンス見てみてはいかがだろうか。笑えるのはもちろんのこと、その豪快さ、洗練された動きに思わず見入ってしまうこと間違いなしだ。新宿ルミネtheよしもとに行けば、渡辺直美のパフォーマンスを直に見ることも可能だ!
その他、彼女の活動状況を見たい方は、こちらから↓
◆公式YouTubeチャンネル【NAOMI CLUB】
◆公式Instagram 【watanabenaomi703】
◆公式X(旧Twitter)
出典
◆お笑いナタリー 渡辺直美
◆FANY Magazine
◆デイリー