日本の美しい四季と言葉の文化【春夏秋冬に酔いしれる】

Culture
Winter morning, Fuji in the sky dyed in pink in the morning glow

「春夏秋冬」日本の四季は美しい。

春には心地よい暖かさに彩をくれる桜が咲く。

夏はお祭りや花火大会、風鈴など涼しさを感じさせる風物詩が主役になる。

秋になると紅葉が一番の魅力だ。

そして暑かった夏から段々と涼しくなっていく。冬に向かって季節が進む感覚にはさみしさを覚える。

冬。日本の景色に降り積もる雪はどこの誰が見ても美しさを感じてしまう。

そして日本では昔から四季の美しさを言葉にして表現をしてきた。

日本の四季と言葉は伝統的で、そして優雅で洗練された雅を感じる。

美しい日本の四季と言葉の魅力を海外の方々にも知ってもらいたい。

そんな思いから今回はその魅力を紹介していこう。

日本の四季についてと、その季節にまつわる美しい言葉を紹介していく。

ぜひ最後まで楽しんで頂きたい。

日本の四季と言葉を発信する古性のちさん

        

https://magazine.instax.jp/cheki-press/interview/29005/

今回この記事を書くにあたって日本の四季と言葉の美しさを発信しているインフルエンサーを紹介したい。

古性のちさんだ。

彼女はTwitterやInstagramで日本の美しい四季と言葉を写真と共に発信している。

この記事でものちさんの発信を参考に紹介していくので覚えておいてほしい。

古性のち Twitter

古性のち Instagram

季節と言葉を詩にした歴史

https://mag.japaaan.com/archives/167853

四季の美しさとことばを紹介する前に日本人がどれほど季節と言葉を大切にしてきたのか知ってもらいたい。

俳句や短歌、和歌というものをご存じだろうか。

俳句とは1603年に始まった江戸時代に人気になった詩のことだ。

季語と呼ばれる季節の言葉を取り入れた5音・7音・5音の詩のことで、季節や自然、日本を象徴するものを人々が自由に歌ったものだ。

和歌や短歌は5音・7音・5音・7音・7音で構成された詩で俳句よりも少し長い。

これにも季語が含まれる。

和歌や短歌は江戸時代よりもっと前の794年〜1185年の平安時代頃から楽しまれていた。

日本では人々は大昔から四季の美しさに魅了されそれを言葉にする。

これほど日本の四季と言葉は美しく伝統的なものなのだ。

日本の美しい四季と言葉を紹介

ここからは日本の美しい四季と言葉を紹介していこう。

それと共にそれぞれの季節で日本の文化についても話すつもりだ。

春の美しい言葉と文化

春は3月から5月までの暖かく穏やかな季節。そして桜は春の象徴だ。

①春は曙(はるはあけぼの)

春の夜が明け始め、空が次第に明るくなり始めた時間のこと。

②花吹雪(はなふぶき)

桜の花びらが舞う様子が、吹雪のように見えることから生まれた言葉。

③春愁(しゅんしゅう)

春の日にふと感じる物悲しさや物を思うこと。

春は喜びに溢れているのになぜか切なくなる時がある。

日本の春の文化「花見」

花見とは樹木に咲いている花、主に桜を鑑賞し、春の訪れを感じる日本古来の風習のこと。

桜が咲く時期になると、家族や仲間たちと公園などで食事やお酒を飲み、桜を鑑賞する。

夏の美しい言葉と文化

夏祭りや花火大会、海、風鈴。1年で一番心が躍る季節。

①夕凪(ゆうなぎ)

夕方に波風が静まること。陸と海の気温がほぼ同じになり無風状態になる。

夕凪の海は静かで心が落ち着く。

②夏の宵(なつのよい)

夏に陽が暮れたばかりのころで、夜にはならない頃である。

日中の暑さから解き放たれてくつろげるひととき。

空の色が紫から青へ変わっていく。

③夏めく

気候や風物が夏らしくなっていくこと。

まだ春だと思っていたのにふと夏を感じると幸せな気分になる。

日本の夏の文化「夏祭りと花火大会」

夏といったら夏祭りと花火大会だ。

夏祭りでは屋台でおいしい食べ物を食べたり、金魚すくいや射的などをして楽しむ。

夏祭りの夜は花火大会が一緒に行われることが多い。

たくさんの花火が夏の夜空に打ち上がる。

友達や恋人と一緒に過ごす夏の時間は忘れられない思い出になるのだ。

秋の美しい言葉と文化

夏が終わり段々と涼しくなっていく秋。空気が澄んで青空や月、星がきれいに見える季節だ。

そんな秋の一番の魅力は紅葉だろう。

①不知火(しらぬい)

深夜に九州の八千代海と有明海の沖合で見られる、光の蜃気楼のこと。

それが原因が分からない(知らない)火のようだったことからこの名前がつけられた。

②夕月夜(ゆうづきよ)

8月の終わりから上弦までの月の呼び名。

この時期の月は夕方から出始め、光が弱く夜中には見えなくなってしまうことから儚さを感じる。

③秋声(しゅうせい)

風の音や葉の散る音、虫の声などと秋を感じさせる自然音のこと。

日本の秋の文化「紅葉狩り」

紅葉狩り(もみじがり)とは秋の紅葉を鑑賞すること。

日本の自然豊かな山に広がる赤や黄色に紅葉した樹木を鑑賞しながらドライブをしたり温泉に行ったりおいしい物を食べに出かけるのが紅葉狩りの魅力だ。

冬の美しい言葉と文化

寒くなる季節。それに伴って動物たちも春に向けていったん休憩。日本の冬は静かで美しい。

①冬めく

冬らしくなること。冬らしさを感じること。

人々の仕草や服装、街の静けさ、草木の様子から冬を感じる。

②冬ざれ

冬に寒くなり、草木が枯れ果てて何もかもが眠りにつく様子を表したことば。

冬ざれは静かでさみしさを感じる。

③雪明り

積もった雪の反射で、夜でも辺りが明るく見えること。

日本の情緒ある景色と、降り積もった雪から生み出される雪明りはとても美しい。

日本の冬の文化「雪景色」

日本家屋に積もる雪、温泉から見える雪景色、富士山に積もる雪。

日本のどの雪景色をみても情緒ある白銀の世界に見惚れてしまう。

最後に

今回は日本の美しい四季と言葉を紹介した。

春夏秋冬どの季節を選んでも魅力が溢れているのが日本なのだ。

そこに表現豊かな日本語という言語が四季の美しさをより美しく反映してくれる。

大昔から現在までずっと大切にされている日本の美しい四季とことばは日本の一番の魅力と言っても過言ではないだろう。

今回の記事を書く上で参考にさせてもらったインフルエンサーの古性のちさんのことも忘れないでほしい。

日本の美しさを昔には無かったSNSというツールで日本全国、そして世界に発信してくれているのだ。

四季の美しいことばはもっともっとたくさん存在する。

この記事を読み、もっと日本の季語を知りたいと思った方はぜひ調べてみると良いだろう。

日本独自の四季の美しさとことばの魅力が伝わったのなら幸いだ。

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